CO₂削減貢献量
私たちはリユース・リサイクル事業を通じて、廃棄物削減に加え、温室効果ガス排出量削減にも寄与しています。当社のリユース・リサイクル事業によってどの程度の温室効果ガス排出削減に貢献しているかを定量的に示すため、一部商品の「温室効果ガス排出削減貢献量」を算定しました。
削減貢献量の算定式は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社*に作成いただきました。
※現:みずほ総合研究所(みずほ銀行内の組織の名称です)
算定対象期間:2023年10月~2024年9月(算定実施:2026年3月)
算定商品:パソコン、自転車、液晶テレビ、ゲーム機
※kgCO₂e(キログラムシーオーツーイー):さまざまな温室効果ガスの影響を、CO₂に換算して表した単位。
削減貢献量の考え方
当社の削減貢献量は、リユース・リサイクルを行った場合の事業シナリオ(浜屋へ持ち込まれた場合)と、リユース・リサイクルを行わなかった場合の基準シナリオ(浜屋へ持ち込まれなかった場合)を比較することで算定しています。
事業シナリオ:回収された製品がリユースされ、再び製品として使用される場合
基準シナリオ:浜屋における事業が行なわれず、平均的な処理(リユース、リサイクルを含む)が行なわれる場合
当社は、リユースによって製品の再使用が促進されることで、新品製造時に発生するCO₂の排出を回避できるとともに、リサイクル処理に伴う環境負荷の発生も抑制できると考えています。この結果として、製造・リサイクル・流通の各段階における温室効果ガスの排出削減に貢献しています。
削減貢献量の算出方法
本算定は、経済産業省「温室効果ガス削減貢献定量化ガイドライン」に準拠して実施しています。また、各プロセスにおける温室効果ガス排出原単位および再生材の回収量については、産業技術総合研究所「AIST-IDEAv3.5」を参照しています。
| パソコン | |
|---|---|
| 事業シナリオ | 当社が行うパソコンのリユース・リサイクルを想定。 |
| 基準シナリオ | パソコンの処理処分方法の業界平均に該当すると見なすことができる資源有効利用促進法に基づく再資源化を想定。 |
| 評価対象製品の機能 | パソコンの浜屋受入実績に基づく平均的な製品を想定。重量4.8kg。 |
| 定量化の範囲 | 当社本店・支店への使用済製品の搬入からリユース品のコンテナ船輸出と輸出先で消費者に届けるまでのトラック輸送を範囲とする。なお、リユース品の出荷に関してはコンテナ輸送を想定し、輸送先国において消費者に製品を届けるトラック輸送までを範囲とする。 |
| 製品の使用年数 | パソコンの平均使用年数が7.4年、リユース品の使用年数が4.4年と置いた場合の結果。 |
| 自転車 | |
|---|---|
| 事業シナリオ | 当社が行う自転車のリユース(コンテナ輸出)を想定。 |
| 基準シナリオ | 自転車の処理処分方法の業界平均に該当すると見なすことができる不要自転車の回収および再資源化を想定。(自転車産業振興協会「平成19年度 不要自転車の回収処理及び再資源化に関する調査報告書」より) |
| 評価対象製品の機能 | 使用済自転車(シティ車)。重量は1台当たり17kg。(自転車産業振興協会「平成19年度 不要自転車の回収処理及び再資源化に関する調査報告書」より) |
| 定量化の範囲 | 当社本店・支店への使用済製品の搬入からリユース品のコンテナ船輸出と輸出先で消費者に届けるまでのトラック輸送を範囲とする。 |
| 製品の使用年数 | 自転車の平均使用年数が7.4年、リユース品の使用年数が4.4年と置いた場合の結果。平均使用年数が2.4年以下の場合、リユースによって温室効果ガス排出量が増大する。 |
| 液晶テレビ | |
|---|---|
| 事業シナリオ | 当社が行う液晶テレビのリユース(コンテナ輸出)を想定。 |
| 基準シナリオ | 液晶テレビの処理処分方法の業界平均に該当すると見なすことができる家電リサイクル法に基づく再資源化を想定。 |
| 評価対象製品の機能 | 液晶テレビを17インチ以下、18インチ~24インチ以下、25~30インチ以下、31~35インチ以下、36~41インチ以下、42インチ以上の6段階に区分し、各区分ごとの受入量から1台当たり7.95kgと置いた。 |
| 定量化の範囲 | 当社本店・支店への使用済製品の搬入からリユース品のコンテナ船輸出と輸出先で消費者に届けるまでのトラック輸送を範囲とする。 |
| 製品の使用年数 | 液晶テレビの平均使用年数が11.1年、リユース品の使用年数が9.1年と置いた場合の結果。 平均使用年数が8.7年以下の場合、リユースによって温室効果ガス排出量が増大する。 |
| ゲーム機:国内(ECサイト販売/オークション販売) | |
|---|---|
| 事業シナリオ | 当社が運営するECサイト/オークション販売を想定。 |
| 基準シナリオ | 小型家電リサイクル法に基づく再資源化を想定。 |
| 評価対象製品の機能 | テレビゲーム機、ポータブルゲーム機の当社受入実績に基づく平均的な製品を想定。重量1.3kg。 |
| 定量化の範囲 | 当社本店・支店への使用済製品の搬入からリユース品のトラック輸送を範囲とする。 |
| 製品の使用年数 | ゲーム機の平均使用年数が5年、リユース品の使用年数が3年と置いた場合の結果。リユース品の平均使用年数が1.4年以下の場合、リユースによって温室効果ガス排出量が増大する。 |
| ゲーム機:国外(コンテナ輸出) | |
|---|---|
| 事業シナリオ | 当社が行うゲーム機のリユース・コンテナ輸出を想定。 |
| 基準シナリオ | 小型家電リサイクル法に基づく再資源化を想定。 |
| 評価対象製品の機能 | テレビゲーム機、ポータブルゲーム機の当社受入実績に基づく平均的な製品を想定。重量1.0kg。 |
| 定量化の範囲 | 当社本店・支店への使用済製品の搬入からリユース品のコンテナ船輸出と輸出先で消費者に届けるまでのトラック輸送を範囲とする。 |
| 製品の使用年数 | ゲーム機の平均使用年数が5年、リユース品の使用年数が3年と置いた場合の結果。リユース品の平均使用年数が1.6年以下の場合、リユースによって温室効果ガス排出量が増大する。 |
結果解釈に関する共通の注意点
個別具体の製品ではなく、平均的な製品を対象とした算定を行いました。製品の材料構成、部品構成についても複数の情報源を組み合わせて推計した代表値を用いており、結果は対象製品における平均的・代表的な傾向を示すものです。
今回事業で出荷したリユース品の稼働実態・使用年数については仮定に基づく設定となっており、その不確実性を補うために感度分析*を実施しておりますが、実際の使用実態とは乖離している可能性がございます。
新品製品とリユース製品におけるエネルギー効率およびエネルギー消費量について等しいと仮定を置き、使用段階における環境負荷は算定範囲の対象外としています。そのため、実際にエネルギー効率などに差異が存在する場合、本報告書の結果はそれを反映していないことをご了承ください。
※感度分析:平均製品使用年数の想定とリユース製品の使用年数による削減効果の変動を分析したもの。